木村礎著作集・第4巻
編集/解説・古川貞雄
定価(本体8,700円+税)
1地方史とは何か
地方史について/地方史研究の現状と展望/地方史研究というもの/地方史研究の性格と方法/近世郷土史研究法/西ドイツ地方史紀行/地方史研究の自立性と多用性/日本歴史における「地方」と「中央」/
ネパール雑感
2文献史料のみにあらず
文献史料のみにあらず/遺物や地名・地形などの調査について/郷土史のよさ
3村落史としての地方史
「旧高旧領取調帳」の刊行終了にあたつて/日本村落史私観/近世の村を考える/
近世地方史の研究と方法/村の秘めごと
4地方史の具体像
近世神奈川の地域的特質についての覚書/小川江のこと/書評小木新造・「東京庶民生活史研究」/相州牧野村の話/江戸・東京の西と東/利根川研究の面白さ/「下小野郷土史」の刊行を喜ぶ/序/刊行を喜ぶ(赤城源三郎著作集「阿賀の路」)/「江戸名所図会」の面白さ
5地方史研究の現在
私が地方史研究者である理由/戦後地方史研究における「地域」の意味/戦後地方史研究における「学風」の問題/私の地方史研究/私の地方史研究−藩政史料と地方史料/連続と変化−250号に寄せて/郷土史・地方史・地域史研究の歴史と課題