ムンシ ロジェ ヴァンジラ・島崎 隆司 共著
A5判・並製カバー装・298頁 ISBN978-4-626-01911-0 C3036
本書は我々の身のまわりに存在している「綿花と人間の関わり」という歴史的背景と社会的な現象を取り上げている。綿花産業と奴隷制度、人種差別や民族差別、植民地政策と綿花、戦略物資としての綿花、SDGsと綿花など、過去から現在に至るまでの「綿花と人間」が、互いにどのように関わって来たのかを浮きぼりにしている。
プロローグ・本書を読む前に―綿花活動を通じた海外駐在体験―
第一章 綿花の歴史的背景
第二章 世界と日本の綿花事情
第三章 綿花と人権問題―人間の尊厳をめぐって―
第四章 フランスの植民地政策と綿花
第五章 戦略物資としての綿花と補助金
第六章 グローバリゼーションにおける綿花と地域社会
第七章 SDGsと綿花