史料館収蔵史料総覧・全1巻
型番 618
定価 10,276円(税761円)
販売価格 10,276円(税761円)
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史料館収蔵史料総覧・全1巻
国文学研究資料館史料館・編
B5判・386頁
定価(本体9515円+税)



本書『史料館収蔵史料総覧』は、当史料館に収蔵されている史料のすべてについて、史料群1件ごとに、出所情報、数量や年代、史料群の構造と内容などを概括的に記したものであり、史料群ごとのいわば概要目録である。

本書によって初めて史料館収蔵の史料の全貌が具体的かつ詳細に明示されたこととなり、当館にとっては、まさに画期的な出版物といえる。
現在、史料館に収蔵されている史料は、所蔵史料393件約50万点、マイクロ収集史料118件2240リール、寄託史料18件約8000点、このうちには民具史料1件5000点もある。

さて、これらの収蔵史料については、原則的に閲覧利用できる態勢がとられている。
すなわち、所蔵史料については、そのほとんどについて「カード目録」「仮目録」が作成されており、さらに『史料館所蔵史料目録』が、毎年2冊ずつ刊行され、すでに63冊を数える。これは文書群単位に史料1点ごとの情報を記録した詳細な目録であり、所蔵史料全体の目録完結までには、今後なお相当の歳月を要するものである。

マイクロ収集史料については、「マイクロ収集史料目録」が、寄託史料については、「寄託史料目録」が、それぞれ作成され、史料館閲覧室で利用できる。また史料館の収蔵史料全体の文書群別の史料リストは『史料館案内』に都道府県別一覧が掲載されている。本書『史料館収蔵史料総覧』は、これらの成果の上に立って、文書群一件ごとの新形式の概要目録として刊行したものである。(はしがきより)

(付)「出所の現地名索引・出所の名称索引・出所の旧地名索引」を付す。


4.所蔵・寄託史料(3〜5)
青森県
3.ひろさきつがるけ
陸奥国弘前津軽家文書
記号22B23Y26K−1
出所津軽家
地名陸奥国津軽郡高岡/弘前/青森県弘
前市[現在]
役職等大名・伯爵
(歴史)
津軽家は、近世を通じて主として青森県西半を領し、弘前に藩庁を置いた外様大名である。津軽家の出自には諸説があるが、南部氏との関連があり、大浦南部氏を継いだものといわれている。

戦国期、津軽家は津軽地方を統一した藩祖津軽為信により、近世初頭には4万7000石を領知する城持大名となったが、1805(文化2)年蝦
夷地警衛の功により7万石に、さらに1808(文化5)年には10万石となった。なお、翌年、黒石津軽家が分知され1万石の大名となっている。
藩の経済は、主として水稲生産で近世中期以降、大規模な新田開発を行い表高10万石に対し内高32万9600石(『旧高旧領取調帳』)となっている。しかし、たびたびの大凶作に見舞われたうえ、盛岡藩とは弘前藩の独立や藩境にかかる争論が絶えず、確執が続き、1821(文政4)年やすちかには9代藩主津軽寧親暗殺未遂事件(相馬大作事件)さえ起こった。そのほか近世後期には蝦夷地分領支配・警衛に動員させられている。明治維新後、奥羽越列藩同盟に加盟したが、いち早く離脱、盛岡藩領を攻撃した。廃藩後は弘前県となり、12代津軽承昭は伯爵となった。

(伝来)
史料館へは1948年に原蔵者より譲渡を受けたほか、1974年度に追加分の寄贈を受けた。
(数量)5299点
(書架延長)54m
(年代)
1434(永享6)年一1922(大正11)年、主として1620年代から1900年代までのもの。
(構造と内容)
弘前城の火災等を免れた弘前藩の藩政史料は、二の丸御宝蔵に収蔵されていたが、一部が江戸藩邸に移送され、藩邸文書、津軽家の家政文書とともに、明治維新以降も同家に収蔵されていた。当館所蔵の津軽家文書は、現存する弘前藩関係史料の約3分の1と見られる。したがって他に所蔵の文書、とくに弘前市立弘前図書館所蔵文書とあわせることによって、大名文書としての全容が明らかとなる。

当館所蔵文書は、『史料館所蔵史料目録』第12集では、[涼痢↓藩侯、6侈髻↓に\、ト誉、θ雄眄、Х鎧、武学、藩士、寺社、学芸、遊芸、地誌、絵図、雑、に大別している。

このうち、[涼里任脇狙邁塙飽聞澆亮覦状・判物、郷村高辻帳、不発に終わった所替、表高改正の高直し関係史料がある。藩侯では系譜のほか、藩侯御代日記、6侈鬚任浪椣价老抉辧甲州河川などの御手伝普請、に\では幕法・藩法関係が良く残っている。ト誉では藩史、相馬大作事件、戊辰戦争、θ雄眄ではじかた新田開発(ただし、地方支配関係史料は乏しい)、藩士では「津軽藩旧記伝類」など、寺社では「寺社領分限帳」などがある。Х鎧、遊芸には4代信政が学んだ山鹿素行の著述等がある。

(検索手段)
『史料館所蔵史料目録』第12集(1966年)
(出版)
国立史料館編『津軽家御定書(史料館叢書3)』(東京大学出版会、1981年)
(関連史料)
市立弘前図書館所蔵、津軽家文書(『弘前市立弘前図書館郷土資料目録』7−9・11、『津軽家文書総目録』1984年)。このうち、「弘前藩御国日記」「弘前藩御江戸日記」はマイクロフィルムで収集している(本書No.415参照)。

(利用上の留意点)
青森県立図書館、市立弘前図書館、北海道立文書館が文書の一部を撮影している。(鈴江英一)
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