戦国大名領の研究-甲斐大名武田氏領の展開-
型番 664
定価 9,398円(税854円)
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戦国大名領の研究-甲斐大名武田氏領の展開-
柴辻俊六・著
定価(本体8,544円+税)

戦国大名武田氏の領国形成から展開、そして戦国大名領の解体と統一政権までを徹底した史料分析で考察。

はしがき
第一章戦国大名領の形式
第一節上杉禅秀の乱と東国状勢
1問題の所在2乱の経過と性格3乱の影響
第二節守護武田氏と戦国初期動乱
1禅秀の乱後の武田氏2亨徳の乱後の武田氏3戦国期動乱の特質
第三節武田信虎の領国支配
1信虎期研究の現状2信虎関係文書の検討3『妙法寺記』にみる信虎期4信虎の領国支配の特質
第四節戦国期の甲・相関系
1問題の所在2戦国初期の対立3善徳寺の会盟前後4東駿をめぐる争いと甲・相同盟
第二章戦国大名領の構造
第一節甲州法度の歴史的性格
1戦国法研究の現状2制定過程と諸伝本3武田領国の法秩序4「甲州法度」と裁許状
第二節武田氏直轄領の構造
1問題の所在2直轄領の確定3直轄領の設定動向4直轄領維持の構造
第三節武田氏の知行制と軍役
1問題の所在2戦国期の軍役と諸役3知行制と軍役4農民層の軍役衆化
第四節戦国期の棟別役
1問題の所在2諸役としての棟別役3武田領における棟別役4戦国期の棟別役の特質
第五節武田氏の海賊衆
1問題の所在2『甲州軍鑑』にみる武田海賊衆3海賊衆の存在形態
第六節郡内領小山田氏の性格
1問題の所在2関係文書の検討3小山田氏についての考察4小山田氏の郡内支配
第三章戦国大名領の展開
第一節武田領の伝馬制度
1問題の所在2伝馬制度の創始と展開3宿郷支配と伝馬役4支城領の伝馬制度5商品流通政策と伝馬制度
第二節武田氏領の人返し法
1問題の所在2農民逃亡の契機と実態3人改め策と農民逃亡4「甲州法度」と人返し令5還住策と分国追放
第三節戦国期の水利灌漑と開発
1問題の所在2戦国期の水利灌漑3戦国期の開発
第四節戦国期の築堤事業と河原宿の成立
1問題の所在2「信玄堤」の研究史3「信玄堤」と竜王河原宿4「信玄堤」と水利慣行5徳川氏入甲後の竜河原宿
第五節戦国期社家衆の存在形態
1問題の所在2戦国期の郡内領3武田氏と富士浅間社家衆4社家衆の存在形態
第六節戦国期寺領の特質
1問題の所在2塩山向岳寺領の形成3戦国期の寺領構造
第四章戦国大名領の解体と統一政権
第一節織田政権東国進出の意義
1問題の所在2織田政権の統一性と東国進出3河尻秀隆の入国と武田氏滅亡4河尻秀隆の甲斐支配の実態5河尻氏の失政と徳川氏の動向
第二節武田家臣団の解体と徳川政権
1問題の所在2武田諸士起請文の考察3武田諸士起請文の歴史的意義4結論にかえて
第三節慶長一国検地の歴史的意義
1問題の所在2戦国期の村落3近世的村落の展開4近世的村落の確立
付・武田氏関係史料の考察
第一節甲斐武田氏文書
1はじめに2武田氏関係文書の概況3武田氏文書集
第二節武田氏の領国形成と感状
1はじめに2信虎期以前の感状3晴信(信玄)期の感状4勝頼期の感状
第三節武田氏家臣文書の特色
1はじめに2武田氏印判状とその奉者3家臣の直状式文書4家臣の印判について
第四節『妙法寺記』の諸本について
1はじめに2『妙法寺記』についての研究3『妙法寺記』諸本の整理4『妙法寺記』の原型について
第五節『新編甲州古文書』について
あとがき
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